書くことの意義
皆さんは、英語を普段から書いてますか?
こんばんは、今日は珍しく、”言葉を書くことの意義”についてお話ししようと思います。
1. 英単語を書く意義とは
まず、私は現在、TOEICのリスニング問題を使ってディクテーションをしたり、英検1級の単語をノートに書き出したりしています。
ん??ちょっと待てよ、なんか昔と言ってることが矛盾してないか??と思われた方、
ブログ開設当初からのご愛読、誠にありがとうございます。
実は、以前こんな記事を書きました。👇
はい、このブログの中にて、単語を書き出すのは意味がない!みたいなことを言っておりますね。ただ、少し語弊があると思いますので、ここで訂正させていただきます。
まず、単語を書くことの必要性についてですが、単語帳を使っている場合には、単語帳にすでに書いてあるわけですから、わざわざ書き込む必要はないですよね。
私が現在行なっている方法としましては、英検1級の過去問(語彙問題25問だけ)を解き、答え合わせをする👉正答などに関係なく、ちょっとでも怪しいと思った単語(選択肢全て含む)をノートに英語・日本語訳という形で”青ペンで”書いております。
こんな感じです👇
※分かりにくいかもしれませんが、英語・日本語は、全て青ペンで書き込んでおります。
私がこれを行なっているのには、いくつか訳があります。
・まず一つ目、問題(文)の中の空欄に当てはまる単語及び熟語なので、単語帳で覚えるよりも、ある程度記憶に残りやすいということ。この単語じゃなかったか〜とか、なるほど、この前置詞と組み合わさることでこういう句動詞になるのか〜!のように、脳が活性化されて記憶に残りやすくなるのです。
・そして二つ目、復習に使いやすいということ。私が強調したい一番のポイントは、
”書くことが目的ではなく”、”書いた後に復習するため”にノートを作っているということです。
え?よく分からない?
はい、もっと噛み砕いて説明しますね。
どういうことかというと、ノートに書いてはい終わり!なら、正直時間と労力に見合う効果がないので、やめたほうがいいです。ただ私の場合、問題を解く中で覚えきれていない単熟語(現状、ほぼ全て。。)をノートに書くことで、ある程度過去問を解き終わった後に、”自分が抑えきれていない単語を復習するため”のノートを作っている訳です。
単語帳で覚えるやり方ももちろん良いのですが、”自分で書いた字”、”青い字”、”知らない単語だけ”👉より効率的に脳内にインプットされ、記憶に残りやすくなるという理由から、ノートを作っているのです。
2. 英文を書く意義とは
冒頭で、”ディクテーションを行なっている”と書きましたね。
また現在は、ゼミの課題でTOEFLや英検などのライティングをしたりもしています。
スピーキングと比較して、ライティングには”速さ”が要求されないので、スピーキングよりも随分と”易しいはず”と考えてはいませんか?実は私も、実際に書く練習をするまではそう思っていました。ただ現在は、ライティングが(今の自分にとって)1番難しいと感じております。
なぜか?
それは、ライティング(メールやエッセイなど)は、第3者が客観的に見て内容を正しく理解できる必要があるということ、正確な文法及びスペルで書く必要があるということです。
まずディクテーションですが、私はこれまで、シャドーイングやオーバーラッピングを中心に行っており、ディクテーションは大学2年以降全く行っておりませんでした。
以下で、どのようにディクテーションをしているのか、詳細を述べています。
ディクテーションって、”スペルを正しく書けるか”であったりとか、どうしてディクテート(書き取ることが)できなかったのかが分かるんですね。
スペルを正確に認識していないと、もちろん書くことはできません。
英検のライティングや、TOEFL ibt、そしてIELTSでは、正確に書くことが求められます。ですので、ノートに単語を書くということは、”スペルをしっかりと認識する”という役割があります。
また、ディクテーションを行うことで、聞き取れなかった・書き取れなかった箇所がどうしてなのか?というのを、(語彙・語法、発音、文法という観点から)知ることができます。正確に発音を認識していなかったから間違えたと思いきや、正確な文法の知識があれば実は防げるミスだった、てことは皆さんもあるはずです。どうしてここで間違えたのか、深く分析することで、自分の意外な弱点が見えてくるかもしれませんよ。
次に、”客観的に通じる内容である”、これについてお話しようかと思います。
以下の記事では、ゼミの先生に細かく添削されたwritingを載せています。
これは特に英検やIELTSなどの試験を受ける方に知っておいてもらいたい情報なのですが、こういった試験では、質問文やトピックを知らない”第3者”が見て、内容を正確に理解できるように書く必要があります!!!
なぜか?
日本語でもそうだと思うのですが、基本的に口頭でもコミュニケーション(会話)でなくメールや手紙といった文書で言葉を書き起こす場合、”フォーマルに”、”相手にこちらの意図が伝わりやすく”書くはずです。
LINEとかならまだしも、メールや手紙を書くときに”てかさ〜”とか、”えっ、本当に!?”なんて言葉、使わないですよね。
”ところで”、”〜と伺いましたが、こちらは真実でしょうか”などのように、比較的固い表現を使っていらっしゃるかと思います。👈こんな風にですよ!
例えば英検の試験官がライティングを見た際に、I agree on the idea. これだけだと、一体何をthe idea と指しているのかわかりません。(試験官なら分かるかとは思いますが、ライティングという性質上、何について書いているのかということまで、細かく言及しなければなりません!)
I agree on the idea that ~~~~~~~.
のような書き方であれば、問題なく理解してもらえるでしょう。
そのために、客観的に見て十分理解できるように書く必要があるということです。
また、会話ではない分、使う表現の適切性であったり、文法の正確性というところも気を付けないと、”間違った意図で汲み取られてしまう”可能性もあるので要注意です。
⭐️番外編
実は、ライティング(言葉を書き出すこと)には、頭を整理できるという利点もあります!
やるべきことが溜まっているときや、考えがまとまらない時などは、一度ノートや白紙に全て書き出してみるといいですよ!
そして、会話と違って文章構成に気を使わなければいけなくなるので、”論理的に”書く・考える力が身につきます。
私は実際に、TOEFLや英検のライティング👉添削という流れを繰り返す中で、
どうすれば論理的に、いい文章が書けるか、ということを常に考えるようになりました。
このようにブログを通してアウトプットすることも、論理的な思考をする上で役に立っているのではないかと感じております。
いかがですか?普段何気なくライティングされてる方でも、ここまで言われると、
”確かに、ライティングって意外と難しいんだな〜”と感じられたかもしれません。
3. Wrap Up
かなり話が長くなってしまいましたが、dumb it down すると、
・後から効率よく見返すためにノートを作っている
・スペルを認識、習得するためにディクテーション及びノート作成を行なっている
こういったところでしょうか。
ほんとは500字くらいの予定で書くつもりでしたが、前述しました通りライティングは”第3者が見て正確に、分かりやすく汲み取ってもらえる”ように書く必要性があるので、3000字を超える記事となってしまいました。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
では、おやすみなさい (^_^)/